上記、当ブログのホーム画面です。アドレスバーに「http://general21.com/」と表示されていることが確認できます。
サーバにWordPressをインストールする際、特に難しいことをしなければ、ルートディレクトリ(ディレクトリ直下の、ドメイン名に当たる部分。当ブログであればgeneral21.comの部分ですね)配下にフォルダが作成され、その中に諸々一式ができあがると思います。このフォルダがインストールディレクトリとなります。
デフォルトのホームURLは、ドメイン名から始まりインストールディレクトリを含むパスとなります。当ブログであれば、http://general21.com/wp/です。このままでも不便なく利用できますが、任意のセットアップ情報が外部からダダ漏れというのは、若干気持ち悪いですよね。見栄えもあまりよろしくありません。今回は、このサイトURLの変更方法をご紹介します。
ダッシュボード設定
まず初めに、WordPressにログインしてダッシュボードを表示します。ダッシュボード左部のサイドメニューから設定>一般を選択。すると、下記画面が表示されます。赤枠内が今回変更する箇所。先ほどお話したように、ルートディレクトリ>インストールディレクトリという構成になっていますね。ではこれを、サイトURLをルートディレクトリに変更しましょう。サイトアドレスのインストールディレクトリ部分を削除します。
変更前
変更後
- 変更前:http://general21.com/wp
- 変更後:http://general21.com
これでダッシュボードの設定は完了です。変更を保存ボタンを押下し、ダッシュボードを終了しましょう。※変更するのはサイトアドレスのみ。WordPressアドレスはインストールディレクトリの場所を指しているので、下手に手を加えるとファイルを参照できずエラーとなってしまいます。くれぐれもノータッチで。
サーバファイル編集
次に、サーバディレクトリを表示します。サーバによって手順が異なると思いますので、各々の方法にて表示してください。ルートディレクトリ>インストールディレクトリ配下に下記ファイルが存在していると思います。
- .htaccess
- index.php
これらのファイルをご使用の端末にダウンロードします。(サーバによっては、.htaccessが元々ルートディレクトリに存在したり、ファイルそのものが存在していないこともあるようです。その場合は、index.phpのみで構いません。)
.htaccessファイル (「分散設定ファイル」) は ディレクトリ毎に設定を変更する方法を提供します。ディレクティブの 書かれたファイルをディレクトリに置くことで、そのディレクトリとその サブディレクトリすべてにディレクティブを適用させることができます。
Apache公式サイトの.htaccessリファレンスページから引用。要するに、Webサーバのアクセス設定や、リダイレクト設定などを管理しているファイルですね。WEBサーバやWordPress側で自動的に内容を書き加えてくれるので、今回の修正に当たって手を加える必要はありません。以上、余談でした。
先ほど端末にダウンロードしたindex.phpをテキストエディタで開きましょう。下記赤枠内にindex.phpから見たwp-blog-header.phpの場所が記述されています。これを‘/インストールディレクトリ/wp-blog-header.php’となるよう修正します。
変更前
変更後
※index.phpの修正後、index.phpおよび.htaccessをファイルサーバのルートディレクトリ配下にアップロードするため、index.phpの配置先変更に併せて修正を施す必要があるのです。
ファイルアップロード
先ほどお話した通り、ローカルで編集したindex.phpおよび.htaccessを、ファイルサーバのルートディレクトリ配下にアップロードします。
これにてすべての作業は完了。ダッシュボードで設定したサイトURLで、ブログにアクセスできるはずです。
まとめ
index.phpをインストールディレクトリ→ルートディレクトリへ移動、そしてそれに伴う相対パスの修正が必要ということですね。ご紹介した手順では、インストールディレクトリにあるファイルは消去せずそのままです。どうも削除すると色々不具合があるようなので、必要がなければ残しておくことを推奨します。