糖質制限ダイエットについては「糖質制限ダイエットが簡単に痩せる仕組みと注意点をご説明します」でご説明したとおりです。
簡潔に述べると、糖質を避け、たんぱく質中心の食事を摂ることで、身体の脂肪燃焼機能を高めるダイエットです。
食べ物の種類は制限されるものの、ある程度摂取カロリーを度外視できる点が従来のダイエットとは一線を画しています。
ダイエット中でもひもじい思いをせず満足感を得られる…。そのことにより、非常にストレスフリーでダイエットを続けられるのですが、たんぱく質中心の生活となると、案外手軽に済ませることが難しくなります。
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なんで手軽に食事を済ませられないの?
スーパーやコンビニで低糖質の食品があまり普及していないためです。
お弁当にはご飯がたっぷりなので言わずもがな。お惣菜の揚げ物は、衣に小麦粉を使用しているため糖質がたくさん含まれています。揚げ物でなくとも砂糖や醤油などの調味料に含まれる糖質が結構な量であることが多くあります。惣菜パンも小麦粉の塊。
お弁当やお惣菜を買えないとなると、お店で買って家ですぐに食べることがなかなか難しいですよね。
嘘つけ!すぐ食べられるものくらいあんだろ!
普及していないというのには語弊があるかもしれません。実際、あることにはあります。
たとえば、セブンイレブンで販売されダイエット戦士の間で一躍話題となったサラダチキンは100gあたりの糖質が0.37gとかなり低糖質で、栄養価だけを考慮すればかなりおすすめ。
しかしながら、そのまま食べるとなかなか美味しくありません。家に帰ってパっと食べることはできず、調理の手間が必要です。たとえ調理しようとも、ずっと食べ続けると飽きてきて、あまり受け付けなくなります。プレーン以外にもハーブやシトラスレモンなどの味がありますが、どの味であろうと同様です。
豆腐やハム、チーズなどのたんぱく質豊富な食品は調理せずとも食べられるのですが、やはり飽きます。飽きるのです。
どっこいブランパンはそうそう飽きないんだな
そこで頼りになるのがローソンのブランパンです。いまのところ他のコンビニでは販売していません。
ブランパン?なんですかそれ
ブランパンの「ブラン」とは「ふすま」を指します。そして「ふすま」とは、小麦粒から小麦粉を精製する際に取り除かれた小麦粒の表皮部分のことです。このふすま、小麦粉と比べると糖質が遥かに低く、逆にたんぱく質は遥かに豊富であるため、「糖質制限中だけれど主食は食べたい…」という方にうってつけの食材なのです。
栄養価はいかがなものか
実際にローソンのブランパン一個あたりの栄養価は下記のとおり。
そして、一般的なバターロール一個あたりの栄養価は下記のとおり。
いかがでしょう。ブランパンの糖質は最低2.3gであるのに対して、一般的なロールパンは16.9gです。
一個当たりで14.6gの差ということは、一食あたり4つ食べると仮定するならば、なんと56.4gの差が発生します。これが三食であれば、175.2gの差です。
糖質制限において糖質の摂取量に175.2gの開きがあることがどれだけ影響をもたらすものか考えると、ブランパンがいかに有用であるかがお分かりになるかと思います。
なんで飽きないの?
ひとえに素朴な味だからでしょう。
肉やチーズなどは、味の輪郭がハッキリしていて非常に美味なのですが、それゆえあまりに量を食べ過ぎると逆に味を覚えてしまい飽きがきてしまいます。
ですがブランパンに使用されているふすまは、小麦粉以上に主張が少ないながら、小麦の風味が程よく感じられる絶妙な味わいをしています。
そのことこがあって、長期的に食べ続けるのであれば、ブランパンがおすすめなのです。
実際どれだけ食べても良いの?
私の場合は糖質制限中、大体下記のような食事を送っていました。
時間帯 | 食品 | 糖質 | カロリー |
---|---|---|---|
朝 | ブランパン×4 | 9.2g | 256kcal |
蒸し鶏と彩り野菜サラダ | 1.5g | 46kcal | |
昼 | ブランパン×8 | 18.4g | 512kcal |
蒸し鶏と彩り野菜サラダ | 1.5g | 46kcal | |
夜 | ブランパン×8 | 18.4g | 512kcal |
蒸し鶏と彩り野菜サラダ | 1.5g | 46kcal | |
合計 | 50.5g | 1418kcal |
この食生活を一ヶ月継続すると、元の体重にもよりますが5kg前後はゆうに落とせます。なんなら朝にもう4つブランパンを食べても平然と痩せていくでしょう。痩身効果だけではなく、なかなか飽きない点もおすすめ。一ヶ月間この食生活でもまったく苦痛を感じませんでした。
糖質制限の脂肪燃焼効果は凄まじい?
ブランパンによる糖質制限中に私が行っていた運動は通勤・帰宅時の歩行15分×2=30分程度です。
通常1kgの脂肪を燃焼するためには7,200kcalを消費する必要があると考えられています。私の場合ほとんど運動をしないため、一日の消費カロリーは大体2,000kcal程度です。ですので、糖質制限中の一日の消費カロリーは580kcalになります。これを一ヶ月継続すると17,400kcalです。つまり、計算上では2.5kgしか痩せないところを、二倍の5kg痩せていることになります。
この体重の減少が10割脂肪燃焼によるものなのか、それとも筋肉や水分の減少によるものなのかは漫然としません。そのことをご注意ください。
しかし糖質を制限せず、カロリーを1418kcalに留めたとして、一ヶ月で体重が5kg減少することはありませんでした。そのことを考慮すると、一気に体重を減少させたい場合に糖質制限がいかに有用であるかご理解頂けるかと思います。
まとめ
「糖質制限をやってみたいけれど、レシピを考えるのが面倒だし、やり方がよくわかんない」という方は、ひたすらブランパンを食べれば良いのです。社会人で一人暮らしの方は、残業を終えて料理をするのがなかなか億劫だと思いますが、ブランパンであればノープロブレム。
- 帰りにローソンに寄る
- ブランパンを買う
- 家に着く
- 食べる
これだけです。余計なプロセスは存在しません。それだけでスルスル痩せていくのです。
一つデメリットを挙げるとするなら、ブランパンはボリュームの割に値段が普通のパンより若干高いということでしょうか。しかし値段がたんぱく質>糖質であることは他の食品であろうと同じことです。
ですので糖質制限自体、貧乏人にはやや不向きであるかもしれません。ひたすら豆腐やもやしを食べるというのであれば、また話は変わってきますが…。世知辛い話です。
生活に困っておらず、確実に痩せたい方には是非ともおすすめの手法です。一度お試しあれ。