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人生の選択について考える。「ライフ イズ ストレンジ」

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結論から述べると、非常に面白かった。ちょうどタイムリープものの記事を投稿した直後にこのゲームの発売に気付き購入しましたが、いやはや正解でした。お話しして参ります。

これ、一体どういうゲーム?

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女子高生×写真×タイムリープの組み合わせがキモのアドベンチャーゲーム。まるで映画のような没入感があり、一度プレイを始めたが最後時間を忘れてのめり込むこと請け合いです。

少女とタイムリープ、この二つのキーワードから「時をかける少女」を連想するのはご愛嬌。

さておいて。そんなわけで、写真家志望で”自撮り”にハマっている主人公「マックス・コールフィールド」がある日突然手にした時間を巻き戻す能力が物語的にもゲームシステム的にも非常に重要なギミックとなっています。本作の要です。

きみ、あらすじを教えてくれまえ

90年代を代表する写真家「マーク・ジェファソン」直々の講義を受講できることから、マックスは全寮制のブラックウェル高校に入学すべく、かつて暮らしていた田舎町「アルカディア・ベイ」へと5年ぶりに戻ってきました。

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しかし平穏な学校生活も束の間、マックスはアルカディア・ベイに巨大な竜巻が訪れる夢を見ます。夢から目覚めたマックスは、自分が時間を巻き戻せるようになっていることに気付きました。

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そのことから竜巻の件はただの夢ではないと感じとったマックスは、5年ぶりに再会した親友「クロエ・プライス」とともに、能力を駆使してそれらを回避し、真相を突き止めることを決意します。

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システム面はどんな感じ?

プレイヤーはマックスを操作し、ゲーム進行の範疇でフィールドを自由に散策できます。誰かに話しかけるもよし、あえて無視するもよし。ただしイベントによっては、相手の方から呼び止められることもあります。

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イベントの都度、マックスには複数の選択肢が提示されます。プレイヤーはそれらの中からマックスの言動や行動を選択しなければなりません。

結果が芳しくないようであれば時間を巻き戻し、改めて選択を選び直せます。ただし巻き戻す時間には限りがあり、一定以上の過去には遡れません。

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下記のように画面左上に蝶のアイコンが表示された状態でシナリオを進行するとその選択は確定し、以降その選択肢以前の時間軸には戻れなくなります。

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ちなみにまっとうなゲームらしく随所に謎解き要素が散りばめられていますが、冷静に考えれば行き詰まることはない程度の難易度設定です。

本作はゲーム性よりもドラマ性を重視しているため、長時間謎解きに足止めされるような構成ではありません。あくまで謎解きは、時間の巻き戻しをプレイヤーに体感させるギミックに過ぎないわけです。

台詞回しや音楽、メリハリある展開がまるで映画のようで、ゲームというよりはむしろ自分のペースで進められる映画という表現がしっくりくる。ゲーム初心者の方でも気軽に楽しめると思います。

過去、現在、未来があなたの選択に委ねられます

Life Is Strange ではあなたの選択次第で

過去、現在、未来が変わります

慎重に選びましょう…

このゲームの選択肢に正解は用意されていません。強いて言えば、プレイヤーがこうすべきと考える選択こそが唯一の正解なのです。まるで現実のように。

しかしその選択がマックスや周囲の人々の運命を大きく変えるかもしれません。最善のように思えても、先の未来に大きなマイナスをもたらしてしまう可能性がある。

たとえ小さな出来事でも、やがて大きなうねりに変貌を遂げる。カオス理論、バタフライ効果。タイムリープものとは切っても切り離せない要素です。

カオス理論

気象の変化や電気回路の振動、生物の神経系など、複雑で一見予測不可能な現象を研究する学問。「微少な初期値の違いが、時間の経過とともに決定的な違いを生み出す」というバタフライ効果などが有名。

バタフライ効果

初期条件の僅(わず)かな差が,その結果に大きな違いを生むこと。チョウがはねを動かすだけで遠くの気象が変化するという意味の気象学の用語を,カオス理論に引用した。

選択には責任が伴う

何かを選ぶことによって誰かを助けられる。しかし同時に別の誰かを助けることはできない。どちらを救うこともできるけれど、必ずどちらかを犠牲にしなければならない。カオス理論に阻まれ、すべての人が救われる未来は存在しないのです。

プレイヤーはいずれ、どちらを取るべきか選択しなければなりません。誰かの犠牲によって成り立つ世界。時間を巻き戻せるからこそ、その世界を選択した責任を負わなければならないのです。それこそがこのゲームが伝えんとするメッセージなのでしょう。

まとめ

タイムリープものならではの葛藤に、思わず引きこまれてしまいました。映画とは違い、あくまでプレイヤーが操作により物語が進行するというところが功を奏し、深い没入感を得られる素晴らしい作品でした。おすすめです。

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