実は1月末に引っ越しました。
引っ越し前は借り上げの社宅に住んでいたのですが、これがなかなか破格の条件で、8帖1Rクローゼット・ベランダつきで月々の寮費が3万円。とはいえ入寮規則に年齢制限がありいずれ出て行かなくてはならないので、思い切って引っ越すことにしたのです。
引っ越し先は6帖1Kクローゼットなし・ベランダつきで月々の家賃が4万2千円。部屋の内容も支払う金額的にもマイナス要素しかないように感じられるかもしれませんが、意外と快適。
一体何故か?ご説明して参ります。
まずは引っ越し前後の部屋の詳細を教えなさいよ!
はい。下記のとおりです。
項目 | 引っ越し前 | 引っ越し後 |
---|---|---|
間取り | 8帖1R | 6帖1K |
家賃 | 30,000円 | 42,000円 |
風呂・トイレ | ユニットバス | ユニットバス |
収納 | クローゼットあり | 1帖程度の棚あり |
キッチン | IH | IH |
洗濯機 | 部屋内 | 部屋内 |
ベランダ | あり | あり |
セキュリティ | 22時以降ロック | 常時オートロック |
インターネット | 光ファイバー | 光ファイバー |
備考 | docomoの電波悪い | 物干し竿あり |
ちょっと!どう見てもデメリットだらけじゃない!
はい。数字の上ではそう思われるかもしれません。良いこと尽くめではないことは確かです。
僕だけしかいない部屋
一番大きな変化は、やはり間取りと収納面です。
ただでさえ8帖から6帖になっただけではなく、収納機能が大分ショボくなりました。クローゼットがないものだから、部屋に物干し竿がなければ服をすべて収めることすら不可能でした。そんなわけで部屋の一角が服に占拠されている始末。
以前はゆうに2、3人は呼べるだけのスペースがありましたが、今は自分以外にもう1人増えただけで大分しんどいです。起きている間は問題なくとも、2人して横になるとオーバーフローを起こしかねない。そんな感じです。
ベッドが置けないよ
いや、厳密には置けます。置けるのですが、考えなしにやっちまうともはや身動きが取れない。部屋のなかをちょっとうろつくだけでベッドと床の段差をいちいち上下しなくてはならない。更には家主の尊厳を根こそぎ奪いかねない圧迫感を醸し出すことでしょう。
しかし逆転の発想で、ダイエット中の方にとっては強制ショコの役目を果たすのでむしろおすすめではなかろうか。痩身を目標とする女性には案外美味しいかもしれない。
どっこい私はダイエット効果よりも住み心地を重んじる男。仕方なくそれまでのシングルベッドを処分し、新たにマットレスを購入しました。ベッドでなくば眠れないという方は要注意です。
広い部屋が不要とかのたまったのはなんなのよ!
はい。デメリットをあげつらえましたが、実際に過ごしてみるとそんなの気にならんのです。
狭かろうと自分ひとりが暮らす分には窮屈ではない
いくら荷物に占拠されようとも、歩行の邪魔になるような場所になにかを配置せざるを得ないほどではありません。よほど収集癖がない限りはそれなりに整理をつけられるだけのスペースは確保可能です。↓スペース。
いくら狭かろうと、生活の障害にはならないので引っ越し前と比べて特に不便に感じることはありません。特殊な趣味がなければ問題はないかと。
そもそも動く必要がない
狭い部屋の最大のメリットはこれです。狭いだけあって、少し手を伸ばすだけで必要なものを取ることができます。つまり、引っ越し最初期に物の配置をしっかり練れば、ほとんど身動きせず超低燃費に過ごせます。
私は部屋の中央にマットレスを敷いています。目の前にはPC、左を見ればテレビ、左右に本やCD、ゲームなどを収納したカラーボックス、枕元にスマートフォンやタブレットを配置しています。
もはや外出や料理、身支度以外でマットレスから一歩も動く必要がありません。引っ越してからの一ヵ月半、自宅にいる間は特定の座標で自堕落に生活しています。快適すぎる。人をダメにするクッション以上に人をダメにする環境がそこには存在しているのです。
住宅手当があれば家賃はどっこい
これは会社によりけりですが、住宅手当を考慮すると実質的な家賃支払い額は大分安くなります。
私の場合引っ越し前は30,000円で、引っ越し後が42,000円。住宅手当を加味すると実質的な支払額は引っ越し後の方が安くなっています。ただし住宅手当は課税対象ですので、その分を考慮する必要はあります。
しかし総合的には、社宅として寮費が安いところよりも、自前で契約した安い賃貸の方がお得なのです。福利厚生がまともな会社であれば。
まとめ
いかがでしたか。自堕落な生活を送りたい方は、広い部屋よりも狭い部屋が断然おすすめです。
なんだか自分がダメになっていくのをひしひしと実感しているこの頃ですが、自宅でくらい思い切り気を抜きたいのです。そのためには、ひとつでも気を張る要素があってはならないのです。おかげで悠々自適。
今日もダラダラしながら記事を執筆している次第です。それでは。