/ / メンヘラだらけでしんどい群青劇!「迷家-マヨイガ-」【整理考察】

メンヘラだらけでしんどい群青劇!「迷家-マヨイガ-」【整理考察】

2016040301

『第1回人生やり直しツアー』に参加した若き男女たちは、納鳴村と呼ばれる新天地を目指していた。そこは“行方不明”となった人々が現世を離れ、ユートピアのような暮らしをしているという。高校生の光宗とその友人である颯人もまた、このバスツアーに参加していた。主催のダーハラに促されて次々と自己紹介をしていく参加者たちは、人生に絶望している者ばかり。新たな人生の始まりにどこか浮足立つ彼らを乗せて、バスは走っていく。

2016年春期オリジナルアニメーション。

監督は「ガールズ&パンツァー」「SHIROBAKO」「監獄学園 プリズンスクール」などを手がけられた水島努さん。個人的に好きだったアニメ版「Another」の監督を務めていらっしゃるので、期待大です。

それでは、第一話を視聴した限り情報を整理および考察して参ります。

※「迷家-マヨイガ-」一話のネタバレが多分に含まれています。未視聴の方はご注意ください。

どいつもこいつも心を病んでそう

2016040302

冒頭で参加者30名全員の自己紹介があるのですが、新天地で人生をやり直すことが目的のツアーに参加するだけあって、みんな複雑な事情を抱えているであろう雰囲気がぷんぷん漂っています。だというのにツアーのノリは妙に明るいというギャップに若干の狂気が見え隠れ。

参加者の半数以上が中二病患者っぽかったり頭がお花畑な痛い言動のオンパレードで、いまのところ常人にはまったく感情移入できそうにありません。

既にギスギスした空気が見え隠れしており、いつ殺人が起こるものかとヒヤヒヤさせられます。そんな感じの不穏な雰囲気。

目論見は感情移入させないこと?

上述のとおり、登場人物があまりに個性的過ぎて自己紹介を聴いているうちに辛くなってくるのですが、それを乗り越えるとなんとなく趣旨が見えてきます。

今後どうなるかはまだ予想できません。ただ序盤に限っては、登場人物への共感を抱かせるつもりは皆無なのだと思います。群青劇を謳っているだけあって、登場人物の振る舞いを俯瞰視点から眺めることに意味があるのではないか、と私は考えました。「シムシティ」のような箱庭ゲーム感覚で、物語の外から眺めて楽しむ作りなのではないでしょうか。

そうなると、むしろ登場人物が無個性では何も意味がありません。個性的だからこそ、何が起こるのだろうと想像する楽しさが発生してくる。

いずれは心情の機微にも踏み込んでくる?

群青劇であるからには、30人の間に異なる人間関係や人物背景が存在しなければ、物語として成り立ちません。

序盤は俯瞰視点から作中の謎に目を向けさせておきつつ、それと平行して人物背景をチラつかせてきたところで、30人の人間関係や心情の機微に踏み込んで、感情移入させてくるのではないでしょうか。

外から眺めているつもりが、いつの間にか物語りに入り込んでしまっていた、なんてことになるかもしれません。

若い男女が外部からの介入のない閉鎖空間に放り込まれるというシチュエーションだからか、どこか「無限のリヴァイアス」を彷彿させます。それゆえ私は、あの救いのないギスギスした人間模様が「迷家-マヨイガ-」でも展開されるのではないかと疑っているわけです。

ヒロイン真咲ちゃんがかわいい

2016040303

真咲ちゃん17歳高校生。ハンドルネームか本名かはまだ不明。

この子も大分ぶっ飛んでいるのですが、他者に攻撃的な様子はなくあくまで不思議ちゃんかつ見てくれもかわいらしいので、親しみを持ちやすい。とは言ってもあくまで相対的に。

ただの不思議ちゃんなら『第1回人生やり直しツアー』などに参加する理由もないはずですので、いずれそのあたりの事情が明らかになることでしょう。ヒロインだけあって超ド級の不幸に見舞われていそう。

まとめ

とりあえずしばらくは俯瞰的に物語を眺めてみようと思います。序盤の自己紹介さえ乗り切れば不穏な空気や提示された謎が気になってしかたなくなってきます。序盤で視聴をやめてしまうか、逆に興味を持つかの二極化されそうな作りではあると思います。私は後者でした。

各話ごとの感想を述べております。よろしければご覧ください。

この記事をシェアする
このブログをフォローする