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自己主張のドッジボール。「迷家-マヨイガ-」【各話感想】

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すっきり爽快!とは真逆の、フラストレーションが溜まっていくアニメなのですが、視聴をやめられない不思議な味わいがあります。

各話視聴後、感想をこちらの記事に順次更新して参ります。

※「迷家-マヨイガ-」各話のネタバレが多分に含まれています。未視聴の方はご注意ください。

テーマソング情報

オープニング

エンディング

第一話「鉄橋を叩いて渡る」

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30人の変人・奇人がとにかく自己主張をしている。人数だけでもなかなか他作品ではお目にかかれないというのに、そのうえ全員が個性派。それもそのはず。「第1回人生やり直しツアー」などという妙ちきりんな企画に参加するだけあって、みな複雑な事情を抱えていることが伺えます。

ツアー運転手だけは、都合よく人生をやり直そうとしている参加者に説法かます常識的な人物かと思いきや、怒りに我を忘れていきなりバス事故を起こそうとする癇癪持ち。もうダメだこのツアー。

ひとまず「この作品にはこういう連中が登場するんですよ」という導入回でした。推しメンは真咲ちゃんです。かわいい。

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第二話「一寸先は霧」

目的地たる「納鳴村」に到着したものの、人の気配がまるで感じられない。納鳴村は、村人が世の中のしがらみにとらわれることなく暮らす新天地のはずなのに。

村には住居が存在しており、かつて人が暮らしていたであろう痕跡が伺えます。先住民は、なんらかの理由で消失してしまったのだろうか。災害?疫病?はてさて。

目的地への到着、および納鳴村の謎が提示されたこと以外は、特に進展がありませんでした。案外スローペースです。

第三話「傍若無人(ぼうじゃくむじん)」

これまで光宗を気にくわないと敵視していたマイマイの素が見えて、一気にかわいらしく感じてきました。1~2話の限りでは、光宗を色香でたぶらかすビ○チかと思っていたのですが、腹黒とは無縁のわかりやすい性格。マイマイかわいい。どこかあの花のあ○るを彷彿します。伏字二連発で申し訳ありません。当ブログは健全な内容を目指しております。

さて、一部の参加者の問題点が明るみになって参りました。少年院への入院歴がある者、雇用主に情報漏えいの濡れ衣を着せられ「責任」にコンプレックスを持つ者、処刑厨…。

二話から、何かと処刑したがり屋ならぶぽんに笑わされていましたが、どうも並々ならぬ事情が潜んでいる様子。まさか光宗を溺死させようと川にダイブするとは。白のノースリーブシャツから透ける下着がやらしかった。当ブログは健全な内容を目指しております。

納鳴村の謎も深まって参りました。森の茂みから光宗を見つめていた何者かの目、つい最近まで手入れされていた畑、そう傷んでいない住居・家具・布団、川から溺死体(と思われる)として流れてきたよっつん…。

確かに暮らしていたであろう先住民は、ツアー参加者と入れ替わりにどこかへ立ち去ったのだろうか。森の茂みから見えた目は、先住民のもの?まだ色々な要素が散らばっていて、点と点が繋がってはいない感じです。

それにしても、登場人物が30人もいるというのに、3話の時点で誰が誰なのかわかり始めてくるとは思いもよりませんでした。あまりに個性が強すぎて、いやがおうにも脳裏に刻まれてしまうのでしょうか。

第四話「よっつんの川流れ」

様々な事態が一度に起きて整理が大変な回でした。

参加者は川に流されたよっつんを捜索しますが、その際聞こえてきた何かの鳴き声のような音をきっかけに、下山組と残留組に分かれることとなりました。

鳴き声を発したのは一体何者なのか。参加者によって、聞こえた印象はまちまち。熊のような、人のような、はたまた何かのラップ音のような…。生き物の声ではない可能性もあり得ます。

真咲の「ここは普通の山ではないから下山すべきではない」という発言は、何かを知っていることの示唆でもあると取れますが、一話の不思議ちゃん要素絡みのインスピレーションによるものかもしれません。それとも、彼女の抱える問題との関与があるのか。過去に似たようなシチュエーションを体験しただとか。

むしろリオンの「下山組が山を下りられるかはわからないが、死ぬことはない」という意味深な断定の方が気になる。彼女こそ何かを知っているのでは。口数が少ないためまだなんとも。しかしだからこそ彼女の発言の重要度は増すはずです。

スピードスターこと颯人が光宗を下山させようとするものの、光宗はこれを聞き入れませんでした。颯人は度々光宗を従わせようとします。彼は「光宗に頼られる自分」を作り上げて承認欲求を満たそうとしているのだろうか。客観的には光宗が颯人を頼っているようで、その逆の依存関係にあるように思えます。

下山組はこはるんから受け取った地図を頼りに山を下っていきます。一定地点ごとにカラースプレーで木に数字の目印をつけながら。しかし奇妙なことに、90番近くまで進んでいたはずがいつの間にか8番の地点まで戻ってきてしまっていた。狐に化かされたかのようです。超常現象的なループの可能性も否定できませんが、もしかすると8番の目印は何者かのフェイクなのかもしれない。目印を偽装することで下山組のパニックを煽り、目的地まで誘導したようとしたとか。であるなら、目的地はあの線路の通ったトンネルなのでしょうか。

トンネルに入った参加者はみな何らかの幻覚を見たようです。マイマイが「でっかい光宗がいる」と話していましたが、光宗は残留組なのでトンネルにいるわけがない。ひょっとすると各々のトラウマに依存した”何か”が見えるのでしょうか。

同じく、残留組の運転手が10年前亡くなった娘の幻覚を見ていました。運転手が残留した理由はこの幻覚に関係している?そうすると、彼は納鳴村のことを何か知っていることになります。納鳴村は、超常現象の発生する特別な場所なのだろうか。

※三話を観返して気付いたのですが、よっつんも失踪前に何者かの姿を見かけていました。これは運転手と同じく幻覚を見ていた?

光宗はとにかく真咲に興味津々のようです。颯人の忠告を無視してまで残留したのは、ひとえに彼女の存在あってのことでしょう。何故彼女にこだわるのか。その理由が光宗自身の口から明かされました。「”光宗”はハンドルネームではなく本名で、自身の名前を褒めてくれたのは真咲が初めてである」。このことから、彼が名前に何かコンプレックスを抱いていることが伺えます。1話の短い回想で、光宗に兄弟がいることを匂わせる描写がありました。その兄弟絡みなのかも。

さて、結局途中から忘れ去られたよっつんですが、まだ亡くなったとは決定していません。むしろ亡骸として確認されていない以上、生存の余地はあります。彼の運命はいかに。

そんなわけで、いよいよ話が動き出して参りました。小休止もなくラストまで常にハラハラしっぱなしなんだろうか。一話の頭が痛くなるような自己主張ありきの緩さはどこ吹く風です。

第五話「ユウナ3人いると紛らわしい」

すぐさま残留組と下山組が合流しました。デカい光宗を見たのはマイマイひとりだけだったようです。他の面子はマイマイの狼狽ぶりにつられただけだったのか。

参加者全員で話し合うも話題がそれて一向に進展しないあたりが妙に生々しい。崖から転落した氷結のジャッジネスはきちんと名前すら思い出されることなく笑い話にされる始末。出会って間もない人間への軽視ぶりもいやに生々しい感じです。

例の獣の声、やはり人によって聞こえ方がまちまちのようです。当人が嫌悪・恐怖する音声が聞こえてくるのだろうか。運転手が亡き娘の幻覚を見たり、マイマイがでかい光宗を見たりする辺り、納鳴村が超常現象の発生する場所だという説は真実味を帯びてきたかもしれません。リオンに「これから亡くなる人物がわかる」能力が備わっていることが判明したため、もはや超常現象の起こり得る世界観に疑いの余地はありません。

さて、こはるん・ダーハラ・ヴァルカナの三角関係が浮き彫りになって参りました。こはるんとヴァルカナがやけに通じ合っているのが、内心穏やかではない様子のダーハラ。乱心したダーハラが何事かやらかして退場しそうな雰囲気があります。

どうやら美影ユラは黒幕の存在を断固として信じており、その旨発言し参加者の不安を煽っていました。疑わしきは罰せよ精神よろしくこはるんや光宗、マイマイなどに食ってかかる始末。参加者の大半彼に賛同してはいない様子でしたが、地獄の業火・ニャンタ・らぶぽんらと怪しい者を炙り出そうとと結託します。監視を務めていた光宗を拘束し牢屋まで運び出すアクティブっぷり。らぶぽんが相変わらずの処刑厨でなにより。主要人物の立ち位置がそこそこに固まってきましたね。

真咲に救われ、なにやら重要な話を打ち明けられそうになったところで今度は光宗が、巨大なペンギンのぬいぐるみのほつれた部分から人の顔面がこんにちはしているグロテスクな物体を見て青ざめていました。その物体を見て「時宗(ときむね)」と口にしていましたが、これは顔面の持ち主の名前でしょうか。一話で示唆されていた光宗の兄弟?真咲は同じ方向を見るも特に驚いている様子はないことから、光宗にのみ見える幻覚っぽい。

群青劇と謳われているとおり、参加者それぞれの思惑が四方八方に散らばっている感じです。相変わらず収束する様子は見受けられません。ううむ。

第六話「坊主の不道徳」

美影ユラ・地獄の業火・ニャンタ・らぶぽんのトラウマ判明回。

美影は仕事の失敗を嘲笑されたこと。あれだけ大口叩いてささいなミスをしでかしたのは確かに痛い。しかし損失を考えると同僚は笑っている場合ではないでしょうに。

地獄の業火はレンジャーに入隊できなかったこと。不足している身長を補うために頭頂部に入れたシリコンが原因で落とされたようです。彼の見ている幻覚が一番グロテスクで気分が悪くなりました…。

ニャンタはいじめの腹いせがバレて、蜂の巣の下でBB弾銃の標的にされたこと。露出している部分には傷跡が見当たらないので、蜂に刺されることはなかったのかもしれない。どことなくひぐらしの圭一を思い出します。彼も勉強のストレスをきっかけに同じことをやらかしてました。ニャンタの場合、圭一と違ってそのことに罪悪感をまったく感じていなかったようですが…。ともあれ傷害沙汰に発展せずに済んだのが不幸中の幸いかもしれません。金銭的にも、社会的立場においても。ただ、そのことが明るみにされてツアーに参加した可能性もありますね。以前「BB弾で人を撃ったことがある」と発言していたのは、この件のことを指していたんですね。

らぶぽんは糞坊主のトラウマ。糞坊主ではありますが、対価としてきっちり金を支払っているわけですから文句は言えまい。少なくともらぶぽんの母親は。恐らく実の父親が残した借金なのでしょう。それを返済するためとはいえ、方法がよろしくなかった。娘であるらぶぽんの心情を考えると複雑です。彼女のトラウマが一番エグい。

幻覚から逃げるため散っていった地獄の業火・ニャンタ・らぶぽんは無事保護されましたが、美影ユラのみ発見されず。あの幻覚に捕まってしまう寸前でフェードアウト。こはるんが歌った歌詞の内容を考慮すると只事では済まない可能性がありますね。

さて、やはり真咲は納鳴村の何かを知っているのかもしれません。過去行方不明になった16歳の少女と名前が一致しており、その少女はいまだ見つかっていない。光宗に話そうとしていた内容はそのことに関係しているのやも。トラウマは判明したものの、話自体はほとんど進みませんでした。なんだか先行きが心配になって参りました。

第七話「鬼のいぬ間に悪だくみ」

光宗が本名でツアーに参加した理由は、幼いころ亡くなった兄弟の代わりとして扱われ続けたためでした。だから自分を光宗として扱ってくれる場所を求めた。彼の八方美人気味の言動は、自分を押し殺して過ごさざるを得なかったことに起因しているのでしょう。個人的には、もう少しとんでもない過去を秘めているのかと想像していたので若干拍子抜けしてしまいました。フィクションじゃよくある話だった。

真咲は「元の世界に帰る方法」を何か知っているようです。やはり偶然ツアーに参加したわけではないということなのでしょう。一話の明るい不思議ちゃんぶりは一体どこへ消え失せてしまったのか。ミステリアスではありますが、性格がまるで別人のようになってしまいました。もうちょっと一話のテンションでいてほしかった。おのれよっつん。

ひょっこり無事だった美影がまたしてもみなを煽り、これまでの幻覚、彼らが言うところの化け物騒動の犯人が真咲であるかのように仕立て上げてしまいました。彼はいつも、憶測をさも真実であるかのように語ります。過去回想のプレゼンからしてそうでした。自分の言動行動が正しいと疑ってやまない。いずれ痛手を負うように思えてなりません。

そんなわけでガバガバな美影の主張ですが、集団心理によるものなのかそのことに異を唱える者よりも賛同する者の方が多い始末。かくして真咲は化け物を率いる幽霊として磔刑に処されてしまいました。

かねてから真咲が気に喰わない様子のスピードスターこと隼人が率先して真咲を始末しようとするのですが、最後の良心リオンとナンコに連れられてきた光宗にグーパンを喰らわされます。それでもなお真咲を手にかけようとする颯人。完全に光宗に依存しています。何故ここまで執着するようになったのだろう。彼も美影と同様自分が正しいと信じ込んでいます。これも美影と同じく手痛い目に遭いそうな予感がしています。

真咲が真実を話すと口にして次回への引き。納鳴村の謎がようやくいくつか紐解けるのだろうか。さすがにフラストレーションが溜まってきているので、スッキリしたいところです。

第八話「納鳴訪ねて真咲を疑う」

真咲の秘密は、「過去に納鳴村に来たことを隠していたこと」でした。いとこのレイジに連れられてやってきたそうで、納鳴村の詳しい事情は知らないようです。説明に不明瞭な点が多く、まだ明かしていない真実があるようにも感じられます。そのことを感じ取った参加者は彼女の発言を偽りであると決めつけ、結局幽霊であると断定する始末。

不明瞭な点が多いからあえて黙秘していたようにも思えるのですが、あまりにしどろもどろな部分が多くなにか隠していること自体は間違いなさそうです。彼女には他の参加者のようなトラウマがないらしく家庭環境も悪くはないと思うのですが、だとすれば何故一旦帰省しなかったのかは微妙なところです。本人の言うようにいとこが心配だったからなのだろうか。

それはそれとして。

真咲「いとこなんです…
光宗「そうなんだぁ!

あまりに必死で笑ってしまった。

ナンコ、マイマイ、リオンの女性三人組とヴァルカナ、こはるんのコンビ以外は光宗、マイマイと敵対ないし協力を仰げそうにはない感じですね。他は美影の言動に煽られるその他大勢の一面が大きすぎて、没個性的です。もしくは、話に絡んでこない傍観者的な立ち位置だったり。

序盤ヒロイン力の高かったマイマイが一気にサブキャラと化しているこの頃ですが、振られた彼氏ではなく光宗自身に好意を抱き始めた様子が伺えました。とうの光宗は真咲ぞっこんなので、結末が見え切っていて悲しい。

完全に忘れ去っていたケツくんが再登場しました。崖から転落したはずなのに怪我はなさそうです。あの弓矢はどこで手に入れたものなのか、今までどこにいたのか。はてさて。

第九話「月下氷結」

運転手の暴走によりトンネルの向こう側に向かった光宗、真咲、颯人の三人。何故このトンネルの先に向かってはならないのか真咲は具体的に説明できない模様で、こちらとしてもモヤモヤが解消されません。

思ったよりは理性的な颯人の先導によりトンネルの先を探索することになったものの、真咲は単独行動に躍り出る始末。またも疑われる要素を作っていく。

颯人は光宗に固執しているのではなく、自分が親にされたように自分に従順な人間に固執していたことが明らかになりました。青鬼のような風貌の祖母の写真が飾られた屋根裏部屋は確かに不気味です。私も同じように折檻されたなら、人格が歪むことでしょう。ただ、思ったより大した過去でもなかった。本人にしてみれば切実なのでしょうけれども。

ケツくんやジャックをそそのかした相手は一体だれなのでしょう。二人が同じ弓矢を持っていたことから同一人物もしくは同一一派の仕業だと思われます。トンネルの向こう側に住まう真の納鳴村の住民だろうか。

そしてジャックの蛮行を阻止したのは真咲の探しているレイジ?普通にトンネルの手前にいたというオチなのか。ジャックにしても、光宗の一言で改心フラグが立ったと思ったらこれだよ!ハチャメチャすぎてワケガワカラナァイ!(CV:らぶポン)。

整理考察

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