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宮崎駿氏の初監督作!「未来少年コナン」とかいう20世紀屈指の名作アニメが面白かった

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プライムビデオで全話無料だったので、二日かけて観ちゃいました。子どもの頃スカパーで観ていた記憶があるけれど、大人になった今でも面白かった。むしろ歳を取ったからこそ気付くことも多かった。お話して参ります。

どんなお話?

アニメ界の巨匠、宮崎駿氏の初監督作品。放送時期は1978年4月4日から10月31日。アレグザンダー・ケイの「残された人びと」という小説が原作です。

西暦2008年、「超磁力兵器」が用いられた最終戦争が勃発。五大陸は変形し地軸も曲がり、多くの都市が海中に没した。

戦争から20年後、「のこされ島」と呼ばれる小さな島に墜落した宇宙船(ロケット小屋)で、コナン少年は「おじい」と二人で平穏に暮らしていた。ある日、海岸に少女ラナが漂着する。彼女はハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアの者たちにさらわれ、隙を見て逃げ出したのだった。ラナを追って残され島にやってきた戦闘員達によって、ラナは再び連れ去られ、おじいは○んでしまう。コナンはおじいを埋葬し、ラナを救うため島から旅立つ。

セル画ならではの温かみある作画が魅力的

なんといっても背景がきれいです。セル画ならではの着色が、自然な美しさを生み出している。木々や岩盤ひとつへの書き込みも非常に多い。だからこそ逆に、シンプルなキャラクターデザインがより映えます。

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そしてシンプルゆえにキャラが良く動く。最近の低予算アニメよりよっぽど躍動感に満ちています。コナンがただ走るのを眺めているだけで楽しくなってくる。

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コナンとラナのどこまでも対等な信頼関係

これまでおじいと二人で暮らしていたコナンが島を出る理由は、ひとえにラナを救うため。彼の行動原理は一貫してラナを中心としています。一方ラナもコナンに対して、どんな目に遭おうとも「必ず助け出してくれる」という絶対の信頼を抱いています。

かといって、コナンがラナを守るだけの一方的な関係ではない点が素晴らしい。ラナはコナンとは違って超人的な身体能力を持つわけではなく、一般的な少女に過ぎません。けれど、コナンが危機に陥ったときは自身を厭わず彼を助けるため尽力します。べったり依存しているのではなく、自立しながらも互いを尊重し思い合う対等な二人なのです。

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名シーン。「お前らを感動させてやるぜ。ほらどうだ。泣けよ」という作り手の意図が見え透いた演出ってあると思うのですが、そういうものが一切ない。ラナとコナンには、これは当たり前のことなんだ。そう感じられる自然なワンシーン。愛とか恋の一言で簡単には片づけられない、深い信頼が伺えます。

昨日の敵は今日の友

インダストリアの刺客だったダイスやモンスリー。ラナを助けよう尽力するコナンの障害となるため当初は印象最悪なのですが、次第に人物像が見えてきて気づけばすっかり好きになっている。

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ダイスは抜けた性格と大人の狡賢さが融合したどこか憎めないやつ。良心はあるくせになんだかんだ最終的には保身に走るあたりが結構リアルです。だからこそ、終盤の成長が映える良いキャラクターでした。

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そんでもってモンスリー。彼女はコナンと敵対しているけれど、それは祖国インダストリアの未来を思ってのこと。だから悪役ではなく、あくまで敵役。コナンとは敵対しながらも奇妙な信頼関係が芽生えていく。

コナンと行動を共にするようになってからは態度も柔らかくなるのですが、彼女の場合成長というよりも無理に張りつめていた気持ちが自然体に戻ったという感じですね。「バカね!」は名言。

まとめ

ボーイミーツガールのお手本といえる作品です。やんちゃな野生児だったコナンが、ラナとの出会いをきっかけに次第に成長していく。少年少女がお互いの存在をきっかけに、未熟だった心を成熟させていくのが素晴らしい。

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