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サイヤ人の王子ベジータの舐めプ遍歴を原作漫画で追いかける

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ドラゴンボールGTや超でのサイヤ人の舐めプが気になってしかたなくなってきたので、舐めプに定評のある(という印象の強い)ベジータの遍歴を原作漫画の各編ごとに追ってみました。それでは参ります。

サイヤ人編

ピッコロ(マジュニア)戦から5年後。記念すべきベジータの初登場です。この頃はまだ構想が定まっていなかったのか、王子ではなくエリートを名乗っています。

さてそんなエリートはと言えば。

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早速舐めプの片鱗が垣間見える…。戦いが好きでたまらない戦闘民族サイヤ人の血と、己の力に絶対の自信を持つベジータの性格から来るものなのでしょうが、それにしても余裕しゃくしゃくである。

ただしここで未来トランクスのような敵に対して情け無用の戦士が登場したとあっては、ドラゴンボールの物語はめでたくバッドエンドを迎えてしまうわけです。

フリーザ編までは、仲間内ではだれひとりとして太刀打ちできない強敵を悟空がいかに死力を尽くして打倒するかというカタルシスに重きを置いている節があるので、敵は圧倒的な実力を備えていなければならない。しかしそうなると敵にハナから全力を出されると困ってしまう。そうした物語の都合もあって、舐めプせざるを得ないのでしょう。

フリーザ編

サイヤ人編では圧倒的な実力を誇り、悟空たちの総力戦をもってようやく敗北に追い込まれたベジータ。しかし彼を遥かに凌ぐ実力を持つ者の存在が明らかになります。2015年公開映画「ドラゴンボールZ 復活の「F」」で久々に再登場した宇宙の帝王フリーザ様です。

映画本編は悟空・ベジータ・フリーザのやり取りがさながら同窓会のようなほんわかした雰囲気でまるで緊張感がありませんでしたが、映画ではいつもやられ役のベジータに見せ場があって良かった。ベジータファンであれば一見の余地ありです。

さておいて。ベジータはナメック星のドラゴンボールを使って永遠の命を手に入れ、搦め手でフリーザを打倒しようと企て行動します。おそらく命の危機から蘇ると戦闘力が遥かに増すサイヤ人の特性を利用してフリーザを打倒しようと考えていたのだと思われます。

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フリーザ編でのベジータは、フリーザはもちろんのことその配下に自分以上の実力者が数多く存在していることを知っているため、真っ向勝負を避け知恵を駆使して暗躍します。

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まだ悪党であるながらも、フリーザ一味という共通の敵を前に、悟飯やクリリン、悟空と協力する構図がアツい。サイヤ人編、フリーザ編は敵味方ともに持てる手札を尽くして全力という感じがしてすごく好きです。

しかし最終的には、舐めプというか、敵の力を侮りすぎて負けてしまうのですが…。ううむ。

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▲Before

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▲After

人造人間・セル編

己への怒りから超サイヤ人に覚醒した王子。かつての自信を取り戻し余裕の態度で19号を撃破してみせます。

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しかし永久エネルギー炉を備えた18号の前に根負けし、あえなく敗北。

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この敗北をきっかけに、超サイヤ人を更に超えてみせると意気込み、未来トランクスとともに精神と時の部屋で修行に明け暮れることになります。振り返ると、ここで余りに強大な力を身に着けたことが仇となったのでしょう…。

圧倒的な実力差で17号を吸収したセルを叩きのめすも、セルの言葉に乗せられ18号の吸収を許し、完全体へ進化させてしまいます。

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ご覧の始末。

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ベジータに舐めプの印象が強いのは、ひとえにこのシーンのインパクトが強いためだと思われます。ただしここでセルを完全体にしなければ、サイヤ人が後々やってくるバビディや魔人ブウに太刀打ちできる力を身に着けていなかった可能性があります。また未来トランクスがセルの手にかからなければ、魔人ブウ編の丸くなったベジータはなかったかもしれません。

結果論に過ぎませんが、戦犯のようでいて案外未来に繋がる行動だったのではなかろうか。

ブウ編

ヤコン戦で悟空との実力差を悟りあえてバビディの術にかかる。魔人ブウを倒すため自爆をしてみせる。実力が拮抗、もしくは大きく引き離されているので、とても舐めプできる余裕はありません。

そもそも、セル戦の反省や悟空がいなくなったことによる虚脱、トランクスの誕生や地球での生活、様々な要因によって過去の破天荒ぶりが消失してすっかり落ち着いた様子が伺えるため、仮に自分が勝っていたとして舐めプに走るかは微妙なところです。

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ただブウの体内でポタラによる変身が解けた際に、ここぞとばかりにポタラを破壊してしまったのはサイヤ人の血が出てしまった感じです。ベジットになれば、チビの魔人ブウなど敵ではないというのに。

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界王神や老界王神との問答で悟空がポタラを不必要だと発言するとものすごく嬉しそうな様子を見せます。

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たとえどれだけ穏やかになったとしてもサイヤ人の誇りだけは失わない。しかしその矜持こそがベジータがベジータたり得る要素なのでしょう。

まとめ

振り返ってみると、舐めプをしているのは4編のうち2編(ブウ編はおまけしてください)。たったの半分、5割なのです。実質的にはそうなのですが、強い力を手に入れた瞬間驕る場面が多いためか、いつもやらかしている印象が強いのでしょう。ううむ。

私としては、そんなベジータがブウ編で良い方向に大きく変わっている姿が見どころだと感じています。続編など作らず漫画版で終わっておけばその成長ぶりに感動したままでいられたというのに、超ときたら。

内面的には成長しているのですが、いかんせん描写が悪い。みずからギャグをかますネタ要因になってみたり、最初から全力で戦わなかったり。尺の都合なのかもしれませんが、ファンとしてはフラストレーションが溜まるばかりです。本題からは逸れるので、この辺りに留めておきます。それでは。

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